富士山記事についての反論
富士山の過剰に連なる山小屋の実態、商行為と自然保護が決して結ばれない現実
この記事を読んだブロガーが
という結論に達したらしく反論しています。
ていうか、このエントリーって山小屋にケチつけるのと自然破壊を指摘するのがごっちゃになっていて、ざーっと斜め読みすると矛盾にしか思えないです。入園料を徴収しろ、と言いつつ山小屋で売ってるジュースが高いとか、ね。
山小屋は公益、ジュースは私益、と説明が必要でしたか?
お米を炊くときに水を目分量で量らされたことまで文句言ってます。これも山小屋の利権で競争が無いから、と言いたいみたいです。
机が傾いていて、左右で違う目盛りを合わせていたという説明が抜けています。大したことじゃないと、省いたのですがすいません。
この記事で最高にわけわからんのが、山小屋が過剰にあると批判しておきながら、別のところでは自由競争が無いからダメだダメだと言ってることです。過剰にある山小屋を減らしたら、ますます自由競争が無くなるのではないでしょうか?
文末に
競争のない山小屋の自由は、競争の中で暮らす一般の負担になっているのではないでしょうか?その負担を押し付けていることを山小屋のオーナーが自覚しているかは疑問です。旅から帰ってきて感じたのは、自由な競争が繰り広げられている日本の社会の強さでした。現状が少しでも良くなるように山小屋の口コミサイトでもあればいいんですけどね。口コミが集まれば、判断もしやすくなるでしょうし。
と書いてあるんですけどね。自由競争は一般社会との対比で「山小屋を増やして競争を促せ」というBongo-peteさんの主張は記事の本質からかけ離れているのですが、そこまで分かりにくい文章を書いてますか?
非難しておきながら「ざーっと斜め読みする」と逃げ道を作るのも感心しません。ちゃんと読んでくれているのでしょうか?同じライターさんなら文章を書く難しさを分かっているはずなのに残念です。毎年の夏に常中隊として山小屋に関わる方なのに、匿名であのような書き方をされるのも納得できません。
みんな好き勝手言うので、記事の反応は気にしていません。ただ、まったく別の調べ物をしていたら飛び込んできたブログなので反論してみました。議論はいいことですから。いろいろ考えたので記録しておきます。
あの記事の公私混同の自覚はあるのですけど、あれくらい勢いがないと書けませんでした。