地元民と会話をしながらロシア語を身につける | 自転車世界一周チャリダーマン

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2020.05.03

カテゴリ : シルクロード

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地元民と会話をしながらロシア語を身につける

 

・過去の日記より

 出だしの20km位まではかなり好調で、このままのペースが続けばというのも淡い夢、激しい向かい風になりペースが落ちる。耐えるしかない。走っていると、一台の車に声を掛けられる。「キターイ(中国)じゃない、ヤポーンや」と今の語学能力ではこれしか会話が出来ない。でも、通り過ぎた彼らが路肩マーケットで止まっていて、手招きしてたから止まってみた。カザフスタンでは農家が農作物を路肩に並べて、行き交う車に販売している。止まっていたはいいが、まったく会話が分からない。ただ、一人の陽気なおじさんが居て、「お前はいくつなんだ」と聞かれた気がして、「26」と彼の携帯にダイヤルを打ち込んで答える。「結婚はしているのか」と聞かれている気がして、「アジェーン(一人だ)」と言うと、「そこの子、もらっていけよ」と一緒に居る若い女性を薦めて来た。「アルマトイまで、67km」と聞いて、別の人が「ダレコー(遠いねー)と言うのが分かる。やっぱ会話は喋らない覚えないな。せかっかくなので、カザフスタン人の写真を撮らせてもらった。

・別の日の日記も

 市内まで10km近くある事を知り、道脇でひと休憩をしていると、4歳位の子連れのおじさんに話しかけられた。ロシア語分からないが推測して「私、日本人、中国、アルマトイから自転車で来た」とそれらしい事を伝える。自転車を持ち上げる振りをしてどの位の重さか尋ねるので、「ピセットキログラム、(50kg)」と話したら伝わった。ロシア語での意思疎通に感激する。

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 旅中に言語が変わるとまったく意思疎通が取れなくなる。慣れるとうろたえたりしない。むしろ、あまりの別世界にワクワクが止まらなくなる。

 シルクロード横断のステージで中国からカザフスタンに入るとロシア語圏だった。ロシア語は旧ソ連圏内共通の言葉なので勉強に努める。実際にアルメニアやウクライナ、ベラルーシでもロシア語は通用した。でも、国によっては若者のロシア語離れは激しい。旧ソ連圏といえどロシア語は絶対でなくなりつつある。

 それでも当時はそれなりに頑張ってた。文字も違うし発音もつかめない。あまり上達はしなかったけど、現地の人とロシア語でコミニケーションが取れる瞬間は最高だった。ダワイ。

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プロフィール

・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載

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