コウモリがエボラ出血熱の感染源という説
感染すると致死率の高いエボラ出血熱は、流行地域のアフリカに生息するコウモリが広めている可能性の高いことが、ガボンのフランスビル国際医学研究センターなどのチームの調査で分かった。これまでもコウモリがエボラウイルスの自然宿主ではないかと疑われてきたが、感染しても症状の出ないコウモリが見つかった。英科学誌ネイチャーの最新号で発表した。
チームは、01~03年の流行時にガボンとコンゴ共和国の感染地域で捕獲されたコウモリや鳥などの動物1030体について、感染の有無を調べた。このうち3種のコウモリからウイルスの遺伝子や感染を示す抗体が見つかり、いずれも発症していなかった。感染しても発症しない動物がいてウイルスを媒介しているはずだ、とみられていたが、不明だった。
地元ではこれらのコウモリを食べており、食べたり近づいたりしないよう徹底することで、人への感染を防げると考えられるという。
エボラ出血熱は、発熱や下痢、嘔吐(おうと)が激しく、体中から出血しやすくなって多臓器不全などに陥る。アフリカで人やゴリラでたびたび流行する。
コウモリ位なら躊躇して食べるかもしれないという予定だったので、頭にいれとかないと。もし忘れて、コウモリ食べたいとか言っていたら、教えて下さい。
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プロフィール
・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載