【近況】只ではすまなかったエクアドルのロハ
クエンカから2泊3日でロハに到着。1日目の夕方から雨が降り出して、2日目は午前中が雨、3日目も午前中からロハの手前まで雨と凄まじかった。エクアドルの雨季は終わったと軽く考えていたのが間違いだった。ここまでいい天気が続いていたので油断していた。
至るところで土砂崩れ。
宿について一息。
テントを乾かした。
ロハの宿は外観から「安いから泊まっていけよ」と自分を誘ってた。部屋を見せてもらうと広く、机もあったので即決。1泊5ドルで共同シャワーだけど、お湯はガンガン出てくれる。宿と同じ建物に安食堂。隣がスーパー。一ブロック先にパン屋、ネットカフェもそこら辺にと立地も最高。
この古びた感じがいい。歩くとミシミシ床がきしむ。
六角レンチを手に入れた。XTのハブを開けるには5mmが二本必要なので。
クエンカで手入れをした後輪のハブが、走り出したらガツガツと音がして大変だった。締めすぎたのか。走行途中に後輪を外して調整する。そしたら音はしなくなったけれど、ナットを締め切れずガタが出た状態になった。工具も無い。雨も降る。そのまま、ロハまで走りとおした。どこかで不具合が出るかもしれない。そのつもりだったけれど、開けてみると中は綺麗。ずっと気になっていたガリッとした感触も、自分で調整するとなくなった。ガリッもガタも無い状態にはした。
ハブを開ける。
雨のダウンヒルでブレーキシューが磨り減った。全力で握り締めたからね。シューだけならまだしも、リムまで減ってしまっている。ゴムが無くなって金属部分で挟んでいたため。前輪に不安を抱えることになる。ああ、面白くない。
ブレーキシューは交換したので予備が無くなった。また雨が降ったら困るので、新しいシューを購入。ロハにはそれなりのサイクルショップがあった。同じタイプのシューは4.5ドルもするので、1.5ドルの廉価版のシューを手に入れる。ノーブランドではなくて台湾のテクトロのシューだからこれでもやってくれるはず。
・ロハデイズ。
ロハに着いた2日目も3日目も雨が降って参った。2日目には先行していた裕太君が遊びに来てくれて一緒に飯を食べる。ロハでは自転車の掃除をしたり、原稿を作ったりと作業していた。4日目の今日は晴れている。
・これから先。
ここからすぐにペルーに入るのだけど、未だにルートを迷っている。海岸の砂漠(ピウラ→チクラヨ→トルヒーヨ)は危険地帯。雨に降られる前は、このままアンデスを南下したいと考えていた。裕太君はそのルート。途中であったサイクリストはアンデスを縦断していて「海岸線は退屈だよ」とか言ってたが、そういう問題でもない。海岸に出ると、雨が降らないのは分かっている。いろいろと考えている。
ボロボロだった自転車は、悪くない形に仕上げた。明日天気が悪くなければ走ろう。どこに行くかは夜までに決める。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載