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2013.07.11

カテゴリ : 国際

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右も左も分からない人

 

「なんとかしなきゃ!プロジェクト」という怪しいプロジェクトがあった。「なんとかしなきゃ」いけないのは私たちじゃなくてアフリカの人たちでしょ。何で懸命に生きている日本人が責められないといけない。

話はそれたけど本題。

セネガルのレポートがあったのだけど、この人は何をしているのだろうと思った。

4月20日
みなさんこんにちは。なんプロ担当Gです。セネガルからの報告はまだ続きます。今日は言葉の面白い話。

今日は車で街に出ました。交差点を左に曲がるとき、一緒にいたセネガル人の方が現地の言葉であるオロフ語で「ア・ゴゥーシェ」と言っていました。
あれ、何か聞いたことがある言葉だなぁと思っていたのですが、思い出しました。
この「ア・ゴゥーシェ(a gauche)」、遠くカリブのハイチで話されている「クレオール語」と一緒なのです。
ちなみに右は「ア・ドゥーア(a droite)」。これもクレオール語と一緒です。
言語学を勉強したことがないので詳しいことはわかりません。
でも、想像するとおそらくセネガルにいたオロフ人が遠い昔奴隷としてカリブ海諸国に送られる中でこれらの単語も自然と伝承されたのでしょう。

遠い海で隔てられたセネガルとハイチ。言葉によって今でもつながっている。
とても不思議な体験でした。

ちなみに写真は街中で見た床屋さんの看板。ハイチにもまさに同じタッチの床屋さんの看板があちこちにあります。
どちらともなく似た絵が両国で描かれている。何とも不思議なセネガルでの体験でした。

http://www.facebook.com/nantokashinakya/map

現地語とフランス語の区別が付いていない。ハイチもセネガルもフランスの旧植民地。

それよりコミニケーションが気になる。車に乗る前に自己紹介とか挨拶とかしないのか。その際に現地語かフランス語か分かるだろうに。この人はボンジュール(こんにちは)もメルスィ(ありがとう)も使わないのかい。

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プロフィール

・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載

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