【近況】入国審査を難なく済ませ114カ国目のイギリスに入ってます
入国審査官「イギリスで働くつもりでしょう?」
チャリダーマン「働きたくないでござる!絶対に働きたくないでござる!」
と厳しい戦いになると予想していたイギリス入国は、
入国審査官「あなた、どのくらいイギリスにいるの?」
チャリダーマン「ダブリンからバンコクのフライトがあって」
入国審査官「それはいつ?」
チャリダーマン「8月21日」
で終わった。イギリスの入国審査は厳しく、入国拒否にあったバックパッカーの話も多い。
そうだろうとは思っていたけれど、イギリス本土に足を踏み入れる前に、フランス出国の時点でイギリスの入国審査があった。フランスのカレーからイギリスのドーバーに渡るフェリーに乗ったのだけど、自転車は車の列に並んでこんな感じで済んだ。
フェリー会社は3つもあって、どこがベストかは不明。自分はMyFerryLinkという会社の船に乗り22.4£を払った。
・カレー
あぁ、あれがカレー(Calais)の海かと感慨に更けて、街のキャンプ場に入った。洗濯を済ませて、イギリスに向かう船の確認に行くも、さんざん並んだのに「コピーじゃ駄目、オリジナルのパスポートがないとチケット買えない」と言われて、何もできずに引き返す。翌朝に雨が止んだ隙を見て、キャンプ場から出る。ちょっと所用を済ませるために、近くの大型商業施設を訪れたけれど日曜日は休み。そして嵐がやって来て、イギリスに向かうのを諦めてキャンプ場に戻った。カレーは寝かした方がいいと言うけれど、自分はカレーに寝かされる。カレー大荒れ。事前にチケット買わなくて良かったわ。
・天気悪し
北上するにあたって、天気が安定しなくなる。毎日、通り雨が駆け抜ける。振り返れば、北欧のノルウェーも天気悪かった。そのくせに寒い。早く、タイに行きたい。
・ロンドンの宿
ここは宿を予約してと、考えていたけれど天気が安定しない。そして、ネットに繋ぐ時間が取れなかった。そうして迎えたロンドン到着本番。中心から少し離れたGPSマップのキャンプ場に到着。ホステルとは違って、キャンプ場に泊まれないことはまずない。値段を聞いて、いざ支払おうと思ったら「18.4£(約3200円)?えっ、8£じゃないの?」と意思疎通がまずかった。ネットなし、電気なしでこの金額は払えません。そこから15kmほど離れたGPSマップのホステルへ向かう。1軒目は潰れていたが、2軒目は開いていた。しかもベッドも空いていた。
チャリダーマン「で1泊幾らなの?」
レセプション「25ポンドだけど、ホステルワールド使うと14ポンド位になるぞ。」
チャリダーマン「え、10ポンドは大きい・・・」
レセプション「そこに、パソコンあるだろ」
チャリダーマン「使っていいってこと?」
レセプション「もちろん」
チャリダーマン「ラップトップあるんだけど」
レセプション「ワイファイのパスワードはこれだ」
と神対応で、事なきを得た。2泊分を支払う。
3段ベッド5つの15人部屋、ロッカーに別途1£必要だけど、まぁ、大都市ロンドンの宿が悪くない値段で確保できたから良しとしよう。London eye hostelという所。気づけばビッグベンの近くまで来ていた。
そういうことで、明日は観光します。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載