【近況】トルクメニスタンを縦断して、16カ国目のイランに入る
ブハラから1日でトルクメニスタン、縦断に5日、イランに2日、計8日でマシュハドに到着。イラン第4の都市だけあって賑わっている。言語が変わり、赤ん坊の「あうあう」状態。でも、アラブ数字の解読に成功。16カ国目イランに入っている。
・トルクメニスタン縦断
4泊5日で480km走りきった。3泊テント、1泊宿。ブハラから入るとトルクメナバードという大きな街を抜けて砂漠に入る。この砂漠が200km近くある。2日目なんか、延々と砂漠を走らされて大変だった。街や建物どころか道路にさえ白線も標識もない、罰ゲームを実感していた。2日目の砂漠のテントに雨が降る。雨降るなら砂漠なんてやめちまえ。3日目目はマリーで宿を取って、4日目ハンホウズという街から近道を探す。この道がでこぼこで一苦労。何より怖いのが道があっているのかあっていないのか。繰り返すが標識が無い。人に尋ねながら進んだ。5日目14時位に国境に到着。心身ともに疲れた。
・変化
中央アジアなら、カザフもキルギスもウズベクもトルクメもひとくくりに出来た。食堂に入っても何を食べればいいか分かるし、買い物だって大抵同じものが同じ値段で売っている。だから、この間の国境を越えても、あまり困る事は少なかった。だが、イランに入ってからは変化が激しい。「宿ベースでいくか、キャンプベースでいくか」「食堂には何があるんだろ」「自炊するなら何を買えばいいか」と考える事は尽きない。
・イラン服装
女性の全身を覆うスカーフについて「照る照る坊主が歩いているよ。」「千と千尋に出てくる顔なしだ。」と宿の日本人と話していた。ひらひらする人達が歩く光景は異様だ。男のマネキンに立派な口髭が生えていて感動した。髭がイスラムですから。
カスピ海沿岸でいくか、内陸を走るか思案中。でもテヘランは大都会なので走りたくない。1ヶ月でこの大国を抜けれるんかな。大変だ。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載