ウクライナ情勢と昆明のテロについて
・ウクライナ
ペンギンツアーにはロシア人が一人参加していた。彼と自分だけが英語で、後はスペイン語圏かポルトガル語のブラジル人。ロシアの彼と「ロシアにはペンギンいないのかい?」と訊いて「ペンギンはいないが、よちよち歩いているプーチン大統領はペンギンより可愛いいだろう?」という会話ができたらいいのになと思った。
ウクライナの情勢が混迷を極めているけれど、ソチオリンピックが終わったのに併せて軍事行動を起こすなんて、さすがおそロシア。トルコのイスタンブールから黒海を船で渡ってオデッサに到着した。その時に写真を撮ろうとしたら港の警備員に注意される。自分が乗った船を撮ろうとしただけなのに。社会主義時代から残る不自由さ教えてくれた。
大戦後に小笠原、沖縄を返還したアメリカと違って、未だに北方領土を専有し続けるロシア。今回のクリミア半島と同様に、過去に軍事衝突が起きたグルジア、モルドバとも領土問題を抱えている。日本人がロシアを旅行するにはビザが必要で、海外で入手できる場所は少ない。そしてロシア国内で外国人が宿泊できる施設は限られていると聞く。アメリカやヨーロッパでは考えられない不自由さからロシアに魅力を感じない。ウクライナでもそうだったからデモとなったわけだし。
・中国
昆明の襲撃事件で罪のない人たちが犠牲になるのは間違いだが、中国共産党がチベット、ウイグルを占領し続けるのも間違いであって、天安門のテロ事件に併せてこれからの中国は揺れ動くだろう。中国人は大戦で日本が中国を占領したことに対し正義を振りかざす。その正義と自国が行うチベット・ウイグルの占領政策は釣り合わない。この矛盾にどれだけの中国人が向き合うのか。少なくとも今のままではテロは止まらない。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載
コメント
ウクライナ情勢の混迷と中国の混迷を掛けあわせてるかと思ったんですがいかがですか?w
>>holy.様
全然気付きませんでした・・・。