東ティモールに流通する1ドル紙幣
この国の通貨はUSドルである。¢においては50、25、10、5とティモール独自のコインがあるのだが、紙幣はアメリカと同様の物だ。1$から紙幣となるのだが、この1$札のくたびれ様が酷い。パリっとした質感がなく、布の様にしなやかになっている。それもそのはず大衆食堂での1食が1$など、1$紙幣は日常の支払いに欠かせない。日本で例えるなら、100円玉が100円札となって流通している状況で、100円玉を使わない日はないでしょう?加えて、恐らく東ティモール政府に発券能力がないから、くたびれた紙幣も回収できない。人間に例えるなら還暦を過ぎた1$紙幣が今日も何人かの手を渡って取り引きされている。
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プロフィール
・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載