中国語の「再見」はツァイチェン?ツァイジエン?
百聞は一見に如かず
出だしのカメラ目線にギクッとする。にらまれた。あぁ、そのまま罵られたい。束になって踏まれたい。話が違う・・。
「再見(GOODBYE)」という曲で、さよならという意味の再見が、サビで何度も繰り返される。「不要對我說再見 一句再見」「真的不用說再見 就算再見」という歌詞。この再見がツァイジエンと聞こえることが不思議だった。なぜか日本ではツァイチェンで知られている。
再見はzài-jiànというピンイン(拼音)になる。見はjianになるがジアンでなくジエンという発音。中国語のピンインはスペルと発音が必ずしも一致しない。例外はルールを知らないと解けない。
中国語の間も見と同じjianというピンイン。部屋という意味の「房間(fáng-jiān)」はファンジエンと何度も使っていた。安宿を探すときに必要な単語。だから見もジエンという発音が近い気がする。チエンだと銭のqiánを思い浮かべちゃう。
そもそも中国語には清音、濁音がなく、有気音、無気音で言葉が変わるとか日本人にはつかみづらい。
あれこれ理屈をならべても、現地人の発音に倣うのが一番だと思っている。現地民こそプロフェッショナル。ただ、人(歌手)によってあれって思うことあるし本当に難しい。
いろいろ勉強したのでメモ代わりにまとめていた。
肝心のさよならのときはツァイチェンでもツァイジエンでもいいので、しっかり手を振りましょう。それできっと分かってくれる。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載