319日目 Geralton | 自転車世界一周チャリダーマン

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2006.11.08

カテゴリ : 近況

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319日目 Geralton

 

ジェラルトンに来て1週間が過ぎた。安いインターネットがないという点を除けばいい町だ。ちなみにここに入る際に見慣れたTown Centre がなく City Centre に変わっていて驚いた。人口3万人近く、5月に立ち寄ったノーザンテリトリーのアリススプリングス以来の大きな都市だろう。信号機もあり、見上げる事のできるビルもここにはあった。

 ・自転車

 自転車には新しいリムをつけたホイールを装着している。指導を受けつつ自分で組んだ。組む自体は大して難しい問題ではない。ただそれを円の状態にするのに骨折った。横振れがどうしてもとれず、店のオーナーに最後は仕上げてもらっている。

 新しいホイールは、XTRのハブに(旧型だと思われる)MAVICの721というリムにDT swisのスポークで組んでいる。721はダウンヒル用に使われると言っていたから、本当なら頑張ってくれるだろう。ただリムに接合面があり、記憶が曖昧なのだが二つあるリムの種類ではよくない方な気がするのが心配だ。古いスポークはサイズが合わずこの際だからと新調した。

 32H,36Hの問題は結局、現状の32Hで通す事にした。旧型とはいえXTRは勿体ない気がして。加えて世界一周を達成した池田さんや待井さんも、自分と同じ時期にリムが割れていて、そういうものだと認識させた。

 ・今後

 迷いに迷ったがニュージーランドは諦める気でいる。オーストラリア滞在が1年延長できるセカンドビザを取る気でいる。450$という高額な費用に手を出さないつもりではいたが、「自分は楽しんでいるか」と自問自答してもっと時間的な余裕が必要となった。キャサリンで1ヶ月、ブルームで1ヶ月半、働いたのであと3週間位、農場で働かないといけない。
 
 ニュージーランドは台湾、フィリピン、オセアニアと第4ラウンドを計画しているのでその時にまわればいいだろう。フィジーから片道で飛んでもそこまで費用はかかるまい。加えてあの国にはワーキングホリデー制度がありいざとなれば働ける。当初の予定通りに新婚旅行にとっておくのもいいかもしれない。

 ビザは来年2月6日で切れる。延長したら再来年の2月6日まで滞在できる事になる。農作業で働いて資金をしこたま稼ぐという手立てもあるのだが、それじゃ幾ら立っても旅は終わりはしないので勘弁して頂きたい。今の頭の中では来年8月はじめにオーストラリアを出国できればいいだろうと考えている。

 延長した期間でタスマニアに行く気でいる。島一周もさる事ならば、山を一直線に縦断するトレイルが地図に乗っているので踏破したい。オーストラリア第3の島であるカンガルー島やオーストラリアの知床岬と勝手に名付けたケープヨークに行くのも面白そうだ。

 観光もいいが農作業も悪くないだろう。今までワイングレープ、メロン、西瓜と経験した。自分の口に入れる物を育てる、収穫するという行為は興味深いものだ。できれば次は甘い果物のなる所で働きたい。なんていたって食べ放題なんだだから。それに収入を得る事ができる。旅の最中で稼ぐという行為は精神的にすごくよろしい。

 ・次は

 近々ここを出てモンキーマイアまで北上するつもりだ。リフトを使ったので道を繋げる。なんていたって追い風をめいっぱい受けて走れそうだから楽しみだ。新聞の天気予報欄を見る限りでは南下する時は風速15km~20kmの風が吹いていたみたいだ。もしかしたら農家に直接アタックして仕事をしているかもしれない。

 ではではまた。

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プロフィール

・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載

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