【近況】緑の海のような山岳地帯を越えルアンパバーン
フランスパンをよくみかける理由を考えて笑った。そうだラオスはフランス植民地。ビエンチャンを出て380kmを4日で世界遺産の街ルアンプラバンにたどり着いた。
・旅のしにくさ
通貨キップは1USドルで、9000キップになる。これはインドネシアルピアとほぼ同様だ。だから物を買う時には、インドネシアを基準にしている。だが、ラオスの所得はインドネシアの3分の2なのに物が高く感じる。まぁ、自国で生産する事が出来ない為、何でも輸入しているからだろうか。外食代も高く着く。ビエンチャン、ルアンプラバンでは安い飯があるのだが、山の方ではみかけなかった。元社会主義国であるが故に外で食事するという行為が発展しなかったのか。バス旅行者向けの食堂は高かった。後、ラオスはぼるのが酷い。取れる所から取るという商売しかしていない。今までで一番酷い国だ。貧しくとも、恥ずかしくない商売は出来ないのだろうか。旅のしにくさを感じている。
・山を超えていた
ビエンチャンからルアンプラバンの道はサイクリストパラダイスだった。欧米系だが、毎日数人とすれ違っていた。縦長と横長の自転車もみかけた。縦長はフレームを二つ縦に繋げて、1m近い所にサドルがあり、自転車を漕いでいった。ノッポさん。変態だ。横長はタンデムにトレーラー引いていた。まさにオーストラリアでいうロードトレイン。彼らは初のコリアンサイクリストで、世界を周ると言っていた。峠はぐいぐいと山脈をかけ上がって頂上に周るというタイプでヘアピンカーブを繰り返す九十九折ではなかった。遥か向うにある切れ目を目指して上がっていく。そこに上ると今まで上っていた道を一筋の線でみる事が出来て格別だ。標高の高い所を走るので景色は抜群、山には緑が敷き詰められ、点在する頂は波打つ海の様だった。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載