【近況】ビザ取りを諦めて航空券入手して脱出を図る
金曜日にチケットを買った。日曜日にブラザビルから脱出する。アフリカも後半戦がスタートか。一人になるから気を引き締めて走りたい。
・諦めるのは二回目
こうしてビザが取れなくて諦めるのは二回目だ。一回目は北京オリンピック前の香港で中国ビザが取れなくなっていた。悪い国家ほど旅行は大変なんだ。結局、諦めて香港から福岡まで飛行機で帰った。本当なら上海や青島まで自走して船で帰りたかったのだけれど。だから今回はすんなり事情を飲み込んだ。腸チフスにかかってからテンション下がっていたし、中央アフリカが嫌になって来たから丁度いい。ここで会った車を持ったイギリス人は「ビザ取得を代行している会社が南アフリカにあるからフライトを探している」と言っていた。ビザを取って戻ってくるのか。いろいろな情報が入ってくるけれど、俺には無理だ。
・飛行機は四回目
はじめてのフライトは成田からオーストラリア。そしてオーストラリアから東ティモール。そして香港から福岡まで。だいたいチャリを漕いでいると交通機関が苦手になる。バスや電車で移動とか気が重い。その交通機関でも最高峰の飛行機にまた乗らないといけない。無事にフライトできるのか心配。緊張している。
・チェックされている予感
友人が所用でお世話になった領事の方に電話をしたら、自分が「腸チフスになって大変だった」ってこと知っていた。チェックされている予感。ブルキナ入ったときも、「危ないから出て行ってくださいね」ってブログにコメント書いていたし。メーリスとかやっているのかしら。「チャリダーマンが中央アフリカを南下中」とか。それより、もっと仕事して欲しい。だって、突き飛ばされたんでしょ?内密にされる予感。飽きたので自分は飛びます。DRコンゴも、アンゴラも行きません。というか行けませんでした。あとはあまり心配しなくてもいいと思います。お世話になりました。
それでは次の報告は69カ国目のどこかから。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載