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2016.01.09

カテゴリ : 国際

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「今日香港,明日台灣」という言葉は重い

 

台湾は中国の一部という建前は知っている。それでも台湾は台湾で、中国は中国というのが私の認識だった。でも、台湾の中で中国は「大陸」という扱いになっている。台湾の人が中国を訪れるときには「台湾居民来往大陸通行証」という物を使う。形式上は一つの中国を受け入れている。

ただ心情的には複雑なよう。台湾で仲良くなった知人がシェアした記事に「今日香港,明日台灣」という見慣れぬ言葉があった。

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検索をかけてみたらウィキペディアの中国語版に説明。2014年3月18日に台湾の学生が、立法院(国会議事堂)を占拠した「太陽花學運(ひまわり学生運動)」の時に使われた言葉のよう。中国と台湾におけるサービス分野の市場開放を目指す「海峡両岸サービス貿易協定」が十分な審議とならず、学生たちが立ち上がっていた。日本でも騒がれた事件なので、ニュースを見た人も多いだろう。

今日香港,明日臺灣 – 维基百科,自由的百科全书
ひまわり学生運動 – Wikipedia

経済発展を優先させて、中国に飲み込まれつある香港。ただそこには「中港矛盾」という言葉もあって、様々な問題も含んでいる。大挙して押しかける中国人を「蝗蟲」と揶揄していたり。2014年に反中国的な性格を帯びた「雨傘革命」によって香港の繁華街は封鎖された。

中港矛盾 – 维基百科,自由的百科全书
2014年香港反政府デモ – Wikipedia

 このようなことも踏まえて、2016年1月16日に行われる台湾総統選挙に注目したい。

2016年中華民国総統選挙 – Wikipedia
中国も匙を投げた台湾総選挙 台湾総統選挙、民進党の「歴史的大勝」なるか – 野嶋 剛-ブロゴス

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プロフィール

・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載

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