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2016.07.04

カテゴリ : 国際

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「私は日本人だ!」という報道に引っかかること

 

「日本人だ、撃たないで」 屋外席の客に発砲 ダッカ:朝日新聞デジタル

1人が門から店の敷地に入ると、すぐ近くにいた日本人男性が「私は日本人だ!」と英語で3回叫び、「どうか、撃たないでくれ」と懇願していた。男たちは屋外席にいた客らに発砲すると、店内に入った。

この報道に「日本人といえど安全ではない」といった意見は上がるが、「外国人を憎む相手に外国語は届かない」といった視点はない。バングラデシュの公用語はベンガル語。とっさの判断だったろうし、仮にベンガル語だとしても何も変わらなかっただろうが。

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 じゃぁ、事件がアラブ圏で起きたなら。英語もフランス語も彼らの言葉ではない。アラビア語がある。現地ではアラビア語ができないから英語やフランス語を使っていたが、どこか引っかかる気持ちがあった。

 英語もフランス語も便利だが絶対ではない。母国語でない国では傲慢に映ることもある。

武装集団、日本人残すよう指示 外国人嫌悪と人質証言:日本経済新聞

 【ダッカ=共同】バングラデシュの首都ダッカの飲食店で起きたテロで、店内一角の事務所に逃げ込んだ従業員に、日本人を残してバングラデシュ人は外に出るよう武装集団が指示していたとする証言を地元メディアが報じた。人質となった人たちの証言によると、実行犯はイスラム教を汚す外国人に嫌悪を示す一方、イスラム教徒には礼儀正しかった。

 犯人は外国人を憎悪していたとある。

 どうにもならなかっただろうが、誰もこの点には触れないのでちょっと書いてみた。

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プロフィール

・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載

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