山谷のドヤ街にパトカーとやってくるワゴンカーの役目 - 自転車世界一周取材中
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2017.03.02

山谷のドヤ街にパトカーとやってくるワゴンカーの役目

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滞在していたシェアハウスは山谷のドヤ街の中にあった。そんなドヤ街の宿の前にパトカー、救急車、ワゴンカーが泊まる。誰か亡くなったんだろう。少し様子を見守っていたらおっちゃんに声をかけられる。「あいつ末期ガンって言ってたからな」と故人を偲ぶ言葉にしんみり。

「お知り合いなんですか」ときくと「もうすぐで80歳でね」「医者から余命宣告を受けていて」と矢継ぎに情報をくれる。そんな立ち話していると「あいついた!」とおっちゃんが口走る。亡くなったのは違う人みたい。「ちょっと誰なのかきいてくるわ」と宿の方に歩いていった。不謹慎だがおかしかった。

別の場所だが前にも同じ光景があった。死にそうな人を運ぶのは救急車だが、死んだ人を運ぶのはワゴンカーの役目。

どんな人生を経てドヤ街で最期を迎えたのかは知る由もない。ただただ「安らかに」と冥福を祈るしかなかった。

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