【近況】アルダービル連泊で、ビザの残り日数が心配
アルダービルの宿
洗面器つき。おそらくイスラムの礼拝で手足を清めるため。
バタバタしすぎて出発出来ず。明日から4日で300kmの山道(だと思う)を漕がないとビザが切れる。
・スカーフ
風が吹くとスカーフがちらちらして顔が見えて興奮する。
このスカーフも前髪は出してもいいらしく、しっかり主張している女性も居る。そういう人は化粧も決まっている。
イラン飯
・デノミ
「勝手にデノミネーション」とジェイポップの新曲みたいだ。イラン人は額面より一つ落としたトマーンという単位で生活していて最初は戸惑った。一体、誰がどうやって初めて浸透したのか気になる所。
よく捕まる
・ファルシ
ペルシア語はこっちではファルシと言う。「あうあう」から始めたイラン走行も3週間経てば何とか様になっていく。一番初めに覚えた単語は”モッサリ”、ホテルの場所を尋ねたらこう返って来た。真っ直ぐと言う事。モッサリ、モッサリ、いい響き。数字も手間取ったけれど、1~10まで覚えて、100のサッド、1000のヘザールを付けたら、値段を聞き取れる。イランの商店では値札なんてないから、これが出来ないと相手にならない。数字が出来る様になると気持ちよく買い物できるから楽しい。「アズコジャメリ(何処の国から来たんだ)」「コジャベリ(何処に行くんだ)」、とか定番。単語レベルの会話しか出来ないが、頭の中に入って整理されていく。1ヶ月居るとそこそこ出来る様になるのが分かった。
宗教指導者
戦没者
・イランと戦争
入国の際に「イスラエルへ行くか」と聞かれた。だが、イラン・イラク戦争の際にはイスラエルにお世話になったらしい。詳しくはウィキペディア参照。恩を仇で返す。というか、このごちゃごちゃ感が最低で吐き気がする。ロシア革命に対抗してシベリア出兵したのが1900年始めだった。それから半世紀以上過ぎても同じ事を繰り返す。イスラム革命に対してイラン・イラク戦争。イラク債務多過になってクウェート侵攻、湾岸戦争、イラククルド人地区で化学兵器を使う。いったい幾ら命を使うんだ。イラン・イラク戦争では革命の混乱化のイランはあまりに無力で多数の死者を出したらしい。どの街にも必ずと言っていいほど殉職者を称える看板が立てられている。ベトナムにあった墓地の様に。その顔が親切にしてくれた髭もじゃのイラン人で悲しい。
関連記事
・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載