【近況】春のアルバニアを走っていた
アテネから7日目でアルバニアに入り、今日はアルバニア3泊目、明日にはマケドニア入る。宿に無線ランが飛んでいて久し振りにネットに繋いだ。写真は春のアルバニア。
・ギリシア
天気にも恵まれて気持ちよい走行を続けていた。山間部の勾配もきつくなくスムーズに進んだ。アテネから3日野宿を続けた4日目に天気が崩れる。そんな所でオーストラリアでよく見たキャラバンパーク(キャンプ場)を発見して15ユーロでキャンピングカーに泊まった。こういう所だとシャワーと洗濯が出来るのが嬉しい。他のヨーロッパの国でもホテルやユースが高くてもキャンプ場が使えるといいのだけれど。ギリシアは立派な先進国で、大抵の街にはスーパーがある。しのぎを削っているのはフランス資本のカルフールとオランダ資本のスパー。日本の信越地方みたいな山奥にも高速道路を通していた。
・アルバニア
スーパーが無い。懐かしい様な小さな商店で買い物しなくてはならない。地方の田舎町では路上市場が開かれていた。こんなヨーロッパもあるもんだ。物価は安くなった。1日野宿して、2日連続でホテルに入る。卸したアルバニア通貨を使い切らないといけなかった。アルバニアではガソリンスタンドにホテルが併設されて2泊ともそれを利用する。言葉は全く通じず、「ファルメンデリ(ありがとう)」だけで乗り切る予定。実はめんどくさくなり、首都のティラナに立ち寄っていない。ちょっと調子が良かったから、ガンガン走っていた。アルバニアは自然が美しい。雪残る山脈の合間を流れる川、そして川に広がる緑、天気も良いので気持ち良い走行を続けていた。
・これから
マケドニア、コソボ、モンテネグロ、ドブロブニク、サラエボ→の予定。5月1日なったら、どこに居てもイスタンブール目指して南下するつもり。コソボ周辺の国境がどうなっているのか心配、どこが空いているのか分からん。日中は20度を越える位の心地よい日が続いているのだけど、やはり夜は冷え込んだりするから寒さも心配。4月は頑張って走ります。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載