【近況】ワヌコを抜け出して
(8月11日)ギリギリまで出発するか迷うが、宿のある間隔で刻みたかったので30kmだけ走った。日曜日で交通量は少ないはずなのに、片側一車線で路肩がなく、そのくせ交通量はあるので、ワヌコ脱出には手間取った。交通事故の現場に遭遇して、一人の女性が運ばれていった。ペルーは交通事情は悪いので気をつけないといけない。これもワヌコを離れると、一気に交通量は減るのだけれど。2時間走ってAmboという街に到着。走っている最中から調子が悪くて、再度お腹を壊してしまった。朝はきちんとウンコしてたので水便に戻る。ワヌコのがぶり返したみたい。耐えられないと薬局にいって抗生物質を手に入れた。バナナとスポーツドリンクだけ飲んで横になる。
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(8月12日)回復したので走り出す。川に沿って谷を上るのだけど、上流になるので結構急坂だった。というか一帯どこまで上がるのだろう。２つ大きな町を通り過ぎたけどホステルもあった。無理してAmboに泊まる必要もなかった。3300mまで上って打ち止め。ここにもホステルがある。本当はもっと進むはずだったけど、こう坂が続くと無理。アマゾンではTシャツでよかったのに、ここの人たちはセーターやマフラーといった防寒着に身を固めている。コメントにももらったけれど、お腹を壊した原因はサルモネラが怪しい。卵が腐ったような硫化水素の匂いを感じていた。ネットで調べると抗生物質は良くないみたいなので、このまま眠ります。
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プロフィール
・周藤 卓也（しゅうとう たくや）
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載