【近況】ジャフナからキャンディまでバスで自転車を運ぶ
このローカルバスの・・・
ここに収納スペースがある。
ジャフナのYMCAはトイレ・シャワー共同の部屋が1泊800ルピー(約750円)と安い。作業もあったので、3泊目を申し込んだ。そうすると「明日の朝は何時に出るのか」と妙なことを訊いてくる。「チェックアウトまで大丈夫でしょ、なんかあるの」と訳を訊くと「あなたの部屋に朝7時から予約が入ってる」という説明。「だったら、朝6時半までに出て行くよ」ということに。だらだらできないのは残念だが、どのみち出発するし朝は早いことにこいたことはない。なんやらキャンディに向かうバスも朝早くにあると言ってた。
そうして翌日の朝6時には宿を出て、バスターミナルへと向かう。赤いバスの正面に記されたキャンディの文字。乗務員に「キャンディに行きたいけど、自転車大丈夫?」と尋ねると、頷いてバスの後ろを差す。心配症なので、事前に何度も何度も聞いていたけど、どこの場所でも自転車オッケーの雰囲気だった。かといって、普通の大型バスのように側面に収納スペースがない。首をかしげながら、バスの後ろに回ると謎が解ける。乗用車のトランクみたいなスペースがバスの後ろにあった。
車内の様子。
町のバスターミナルで乗り込んでくる売り子から買ったパイナップル。
朝7時にジャフナを出発して、午後の3時にキャンディに到着。店内で流れてくるスリランカポップがリフレインする。通りすぎる街のバスターミナルに止まるので時間がかる。それどころか、道の途中でも人を乗せては降ろしていたので路線バスのようだった。3日かけて走った道のりだったけど、1日でキャンディに戻ってこれた。396ルピー(約360円)で済んだ。
17日の火曜日の朝9時にパスポートを提出。当日の夕方4時にビザゲット。一番ベストの形だった6ヶ月のマルチが手に入った。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載