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2014.11.09

カテゴリ : 報道

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インド人はドイツ人なみに車を持ってはいけないのか

 

働いて働いて働いた先には何も残ってないかもしれない。世界一貧しいと呼ばれるウルグアイ大統領のスピーチが話題となった。

リオ会議でもっとも衝撃的なスピーチ:ムヒカ大統領のスピーチ (日本語版)

肯定的にとらえてシェアをした人もいた。ただ、自分は二つ気になる点がある。

質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。

これはインド人に失礼。別にインド人が、ドイツ人と同じくらい車を持ったって問題はない。

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このハイパー消費を続けるためには商品の寿命を縮め、できるだけ多く売らなければなりません。ということは、10万時間持つ電球を作れるのに、1000時間しか持たない電球しか売ってはいけない社会にいるのです!そんな長く持つ電球はマーケットに良くないので作ってはいけないのです。

そんなことはありません。

「残酷な競争で成り立つ消費主義社会」とスピーチに出てくるが、それは必ずしも悪ではない。徹底的な合理化で低価格を実現したLCCで空の旅は身近になったし、アフリカの僻地で銀行の代わりをしているのは民間の携帯電話会社。競争がないと世界は変わらない。

ちなみに、ウルグアイのスーパーの駐輪場

車が環境に負荷を与えるなら、そうでない車を作ればいいし、10万時間持つ電球があるならば、早急に実用化するべき。消費を排除するだけでなく、理解することも必要なのでは?一方で便利さのために捨てられるレジ袋やプラスティック容器といった大量消費の現実も考えたい。

スピーチの内容は概ね同意。だから自分は旅に出たわけであって。

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プロフィール

・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載

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