海外の子育てとは他人の迷惑を厭わないこと? | 自転車世界一周チャリダーマン

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2014.05.26

カテゴリ : 社会

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海外の子育てとは他人の迷惑を厭わないこと?

 

ドーハからベイルートに飛ぶカタール航空のフライトには、赤ん坊を連れた家族連れが乗っていた。彼らに対する配慮か、エコノミークラスでも足を自由に伸ばせる最前列の席を用意されている。自分と老紳士は、その後ろだった。機内食が配られる時間になったのだが、自分の隣にいる老紳士は、前の女性が席を倒しているので、机を広がらず食事ができない。スチュワーデスが「マダム、シートを上げて下さい」と言っても、寝ているらしく旦那さんが老紳士に「ちょっと隣が空いてるから、すまないけど移ってくれないか」とお願いする。だが、しばらくしても、どういう訳か隣の老紳士は席を移動しない。不満そうな顔をしていたので、自分が前の旦那に「ちょっと何とかなんないの」と苦情を入れる。最初に「赤ん坊が寝ているんで」という言葉が気にかかっていた。そしたらその旦那は不愉快そうに「嫁も赤ん坊も眠っていて動かせない」と言うけれど、しぶしぶ嫁さんの体をまたいでシートを上げた。気まずい雰囲気が流れる。

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同じエコノミークラスで優先席が割与えられるのも、赤ん坊が泣こうが喚こうが全然気にしないが、迷惑をかけていたのは赤ん坊ではなく嫁さんであって、機内でチュッチュしている暇があるなら、機内食が配られる前にシートを起こしておくこと。それじゃなかったら、ビジネスクラスの席でも確保すればよかったじゃない。そもそも自分たちが悪いのに、老紳士と話しをしないのもおかしい。お願いしたから終わりじゃなくて、ちゃんとコミニケーション取れよと思う。別にどうでも良かったけれど、横柄な旦那だったので自分も口を挟んだ。

①シートを何とかする。
②それが出来ないなら、老紳士とちゃんと話をして解決する。

これでよかったはず。他人に迷惑をかけて、赤ん坊を盾に自分たちを正当化するなんてとんでもない。自分たちだけが大切で、周りに気を使うことができない残念な人達。ヨーロッパ系の人たちだけど、気分の悪いできごとだった。

この件に反応したのは「なぜ?海外ママが「日本の子育ては海外より10倍辛い」と語る理由」という記事を読んでいたから。まぁ、こういうこともありますので。自分なら他人に迷惑を掛けたくないので、嫁と赤ん坊には悪いけどシートを起こすだろうけど、あなたならどうしますか?

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プロフィール

・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載

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この記事へのコメント (2件)

コメント

  • 清水 より:

    私も同じ様な経験を何度かしたことがあるのでよくわかるんですが、こういう人たちというのは、「オレだってお前と同じ料金払ってんだから、その分のサービスを受ける権利とか空間の利用は当然主張させてもらう」っていう思考回路なんですよね。場所を皆で共有しているっていう感覚が全く無い。ほんと、だったらプライベートジェットでも借りて好きなようにしてよって言いたくなります。勿論、赤子同伴で、周りに不便を掛けていることを恐縮するヨーロッパ人も沢山いますけどね、、。ていうかそれが真っ当な考えだと思いたいんだけど、なんとも言えないですね汗

  • shuutak より:

    >>清水様

    コメントありがとうございます。なんか、もうちょっと上手くやって欲しいと口を挟まずにはいられませんでした。マルタではバスに乗ってるのですが、ベビーカー持込でも、みんな譲り譲られ上手くやってるんですけどね・・・。