【近況】マシュハドのバリさんの家と日本人旅行者
マシュハド滞在中だけど、イランは1ヶ月で抜けたいから、そろそろ出るかも。イランには東のヨーロッパみたいな人と、西の肌の濃いインド人みたいな人とがぶつかって混ざっている。このマシュハドはイスラム教シーア派の聖地らしく、中心に宗教複合施設がある。そこには真摯に神に祈る人達が居た。自分は神を信じないが、神を信じる人は信じてもいいと思った。
バリさんの家。
ベッド。
・マンネリ化
ビシュケクで日本人旅行者とあって以来、タシュケント、サマルカンド、そしてマシュハドでも度々再会している。皆、日本からイスタンブールを目指しているから面白い。だけど、そうする彼らは半年近く旅しているわけで、よくよく「旅がマンネリしている」と聞く。自分の場合はと考えると、確かに感性は鈍くなっているかもしれない。カザフスタンに入った世界の変化に比べて、イランに入った世界の変化はそこまで刺激的じゃなかった。だけど、チャリ旅は運動だから。運動がマンネリと言うのも余り聞かない。体を動かせば、気持ちいいのであって、だからまたペダルを漕いでいく。
・犬
遊牧民の飼っている犬がでかい。トルコ東部の犬は聞いていたけど、ここから襲われるとは。チャリダーマン犬に追われる。もし、顔がアンパンで出来ていたら食い殺されない。早く、犬を叩く棒を手に入れないと。チャリダーマン必死の形相で走りながら棒を振り回す。
・コカコーラ
「イラン人はコカコーラを飲むか?」と疑問に思っていたが、普通に売っている。しかもメイドインイラン。お前らアメリカの敵じゃないのか。追放にする位の気概が欲しかったのに、残念で仕方ない。イランオリジナルのザムザムコーラ飲めばいいのに。ちなみにザムザム1.5Lが55円、コカコーラ1Lが75円とかなり安い。
・イスラム国家
上記のコカコーラもそうだけれども、世俗的な人は世俗的。若いカップルが手を繋いで歩いていたりして凹んだ。女性はスカーフだけど。みんな髭を生やしているかと思っていたら、意外にそうでなかったりする。女性の体を覆い尽くす布も、コートみたいなカジュアルなタイプもあれば、全身黒の布を纏っている人も、かなりレアだが顔まで隠している人も居た。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載