出発と憂鬱 | 自転車世界一周チャリダーマン

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2011.01.29

カテゴリ : 近況

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出発と憂鬱

 

 マラケシュに5日間も居ちゃった。2人のチャリダーとは別れてヌアクショットまでは一人で走る。ペアランすると新たな発見をする事ばかりで楽しい。だけど自分に甘えが出てしまう。それが決断や危機感を鈍らせる。誰も何もない砂漠で一人になりたい。西サハラは一人だと考えていたから。

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 ヌアクショットからチャンスがあればトリプルランが出来るか。3人で10人前を平らげるのが目標です。頑張りましょう。>>Sさん、Rさん。そんなチャリダー3人と一緒に居て危ないサイトをみていた。アメリカ大陸を走るチャリダーがペアランしている写真。激しく落ち込んだ。こっちはアフリカだから。

 落ち込むついでにトラブルが多い。
・海外キャッシュで現金が出てこなかったのに、引き落としはしっかりされていた。
・定期が解約出来なかった。
・自転車のアヘッドセットのグリスが抜けていた。20ヶ月で雨によく降られたのが原因だろう。下部が固着していてベアリングセットがはがれない。ようやく開いたらベアリングが四方に飛び散る。2個足りない。交換したいけれど古いパーツがはがれるか心配。
・前ハブに軽い違和感を感じる。

 心配だらけ。憂鬱。

 5日間居たけどやる事をやれただろうか。やると決めた事をやらないと終わらない。これだけはっきりしているのに腰が重かったりネットサーフィンしたりして逃げる。何も変わっちゃいなくそれじゃよくない。それも繰り返し。分かっているんだけれども、どうしたらいいのだろう。それでも自分を諦める訳にはいけないから、うだうだぐだぐだと書くだけ。

 ともかく走って新しい空気を入れたい。一日一日が充実するから走るのが好きだ。体を動かして調子を整えたい。

 それではまた。

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プロフィール

・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載

⇢詳細なプロフィール

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この記事へのコメント (4件)

コメント

  • bibo6 より:

    GIGAZINEから飛んできました。
    自分の夢を持って自由に生きている貴方に凄く感銘を受けました。
    私の生活と言えば毎日会社と家の往復。一日に自由に過ごせるのは2時間ほどしかない毎日。
    お金に困ることは今のところ無いけど、心はいつもカラッポです。私にも一歩踏み出す勇気が必要ですね。

    旅路は大変でしょうが、気をつけて目標達成してください。

  • shuutak より:

    >> bibo6様

    どうも、コメント有難うございます。
    自由に使える時間はあるのですがお金がありません。協調性もありません。恋人もいません。こんな事しているより、結婚して子供まで産まれた友人をうらやましく思ったりします。二人で生きていくなんて凄い事ですよ。
    自分の生き方にたくさん後悔していますが納得もしています。人生は一度きりですから、良くも悪くも進んでいくしかないですね。後3万キロで10万キロ達成なので何とかしたいです。(笑
    達成まで観て頂けると嬉しいですよ。

  • asante より:

    はじめまして。私も以前短期間ですが一人旅をした経験があります。その時は毎日が新鮮でとても充実していました。今は帰国してからまたつまらない生活を送っています。shuutakuさんのBlogを拝見して、とても勇気を頂きました。私もまたいつか旅に出たいと思います。トラブルも多いと思いますが、頑張ってください:)

  • shuutak より:

    >>asante 様

    コメント有難うございます。旅に出て何もかも新鮮に映る感覚っていいですよね。モーリタニアはショックなんですが。www。視野を広げていろいろ考える事が出来るのは素敵な事だと思っています。旅はいいですよ。