【近況】ナイジェリア最後の町
アブジャでカメルーンビザが取れたのでカメルーンに向かって進んでいた。そして、ここはナイジェリア最後の町のIkom。いい宿がみつかったので連泊予定。7月頭のベナンでしくじった時には焦ったけど、それからはよく走った走った、ナイジェリアは約1500km走っているだろう。よく頑張った。
・これから雨降りますか?
ナイジェリアに入って2日目に大雨に当たって辛かったが、それ以降は雨には当たっていない。ナイジェリア南部は間違いなく雨季だが、北に上がると雨はそこまで降らないらしい。おかげで、毎日走ることができた。ただ、ここからカメルーンへ南下する。首都ヤウンデはまだしも、第二の都市ドゥアラでは間違いなく降られるだろうから今から気が重い。チャリダーマンも雨に当たると、「体が濡れて力が出ない」とアンパンを被った正義の味方みたいなことをいうから。それでも、ヤウンデを抜ければガボン、コンゴブラザビル、コンゴキンシャサと乾季にあたるはず。モロッコ突入から季節の心配をしているけれど、今までの経過もこれからの予定もそこまで悪くないはず。
・ナミビアへの憧れ
南部アフリカ、ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ、南アフリカはヨーロッパに近いらしい。ということで今のルートで一番近いナミビアに憧れている。そこの黒人は歩いているだけで、ニヤニヤしていないだろうし、チン・チョンと罵倒されることもないだろう。残念ながら西アフリカは猿から人への発展の段階。日本人の人たちには私たち同じ人たちが住んでいると考えて欲しくない。民度。だから移民なんてよくない。と話が大幅にそれる。話を戻してナミビアには何でもあるだろう。ちゃんとしたスーパーがあるだろう。お釣りもちゃんとあって、西アフリカみたいにご近所さんで両替してくるのを待つ必要もないだろう。信号もあるだろうから、おっかなびっかな交差点をわたる必要もない。宿に泊まっても電気水道はあるだろうし、便座がないことなんて断じてない。イミグレも警察もまともで不愉快なこともないだろう。ナミビアに着いたらすべてに解放されそう。そのときを楽しみにしている。もしかしたらアフリカらしい煩わしさが寂しいくらいになっているかもしれないけれど。
長かった西アフリカもカメルーンに入ったらおしまい。カメルーンから先は中央アフリカ。そして、アブジャからは南アフリカまで基本は南下。このまま陸路で続けるとして南アフリカ到着は年末になりそう。
関連記事
・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載