【近況】高原地帯を抜け出して、甘粛省の酒泉まで
山道
峠
西寧から6日掛けて、酒泉に着いた。80,50,80,120,150,70と不規則な走行。前半3日は高原の草原を進む。3本の峠を越えた、2本は富士山を上回る標高だった。大きな峠を越えると大人になった気がする。一転、甘粛省に戻ると、砂漠地帯に突入した。今までは考えられなかったが、人の住んでいない中国が有る。
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張掖市街
砂漠
・酒泉
甘粛西廊四天皇、武威、張掖、酒泉、敦煌の3都市目。酒泉の都市の名の由来は、戦に勝った将軍が、祝いの酒を兵士に振る舞いたいが、絶対的に足りない。そこで泉に酒を投げ込んだら、泉から酒が沸いて出たという故事による。決してクスリをやっていた訳じゃない。
・星空
西寧を出た一日目、宿があると見込んでいた街に宿が無い。それでも進みたかったから、進むだけ進んで、道路の橋脚の下にテントを張った。標高三千メートルに近い高地で野宿する。夜も更けた頃、ふと用を足しに外に出たら、満点の星空が広がっていた。オーストラリアの荒野とかで見たより、星空が近かった。空が一面の星で溢れている。その密度に耐えられない星が流れていく。今まで一番の星空だった。
しばし休憩と、ビザ延長の申請。
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プロフィール
・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載