【近況】こんな状況だけれど、ネパールに来れてよかった
花咲く木の下で
途中途中100mもないけれど、石畳区間があって困る。
バラナシを出た日に、ネパールで地震があった。こっちも揺れたみたいだが、自転車で走っていたので、全く気付かない。その日の道路状況はかなり悪く、普通にガタガタしながら進んでいた。ただ、インド人が何かと「アースクイック、アースクイック」と言っていたので、どこかで地震が起きたぽかった。まさか、ネパールだなんて夢にも思わない。実家から安否を尋ねるメールから、スマホでニュースを見て、何が起きたかを確認する。
ネパール国境手前の町に1泊。インド最安の150ルピー(約300円)の部屋。
たくさんの人が行き交う雑踏。
インド最後の日に、嵐が通り過ぎる。チャイ屋さんで、2時間ほど雨宿りしていた。
国境。
どうするか、かなり迷ったが、北上していたので、とりあえず入ってみることにした。インドとの国境は平野となっているので、地震の被害が大きい山岳地帯とは違うはず。ともかく、インドに疲れていたし、気分を変えたかった。
ブトワルという町まで走る。久しぶりに山を見た。
1泊800ルピー(約1000円)にしてもらった宿。ワイファイ付き。
ネパール風ちゃんぽんのトゥクパ。
ネパール風ぎょうざのモモ。
さよならカレー。君のことは忘れない。食が一転したので助かる。インドと違って、肉も多いので嬉しい。夜になると路上に屋台が出ていたので、串焼きを食べた。食だけでなく、車のクラクションも控えめ。街にゴミも溢れていない。国が変わって、インドを客観的に見ることができる。だから、こんな状況だけれど、ネパールに来れて良かったと思う。
ネパールの旅を延期することも考えたが、またいつ来れるかなんて分からない。旅をしないより、ネパールを知ること、伝えることを、選ばせてもらった。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載