「ドンマイ」「オーライ」という言葉の語源は英語だった
・ドンマイ
落ち込んだとき「ドンマイ」に声をかける。
「気にするな」「心配するな」という意味。
「Don’t mind」という英語が日本語化している。
そういうことなので
「どんまいどんまい。どんびーあふれいど(Don’t be afraid)」
という言葉にはまっている。
「気にすんな気にすんな」と労ったあとで、真顔で「恐れるな」とやるの。大爆笑。
ドンマイをDon’t mindと同じ意味だと思っていたら、ネイティブに笑われちゃう – 英会話通信.
Don’t mindは許可をお願いされた場合などで「私は気にしませんよ」「私は構いませんよ」という意味で使われます。
本来は励ます言葉じゃないそうです。
・オーライ
駐車を手伝うときにオーライオーライ。
外野フライをキャッチするプロ野球選手がオーライオーライ。
結果オーライ。
発車オーライ。
この「オーライ」も「大丈夫、オッケー」という意味の「all right」が語源。
日本人が真顔で英語を使っている光景は、よくよく考えるとかなりシュール。
・省略された音
「ドンマイ(Don’t mind)」ならtとd
「オーライ(all right)」ならlとt
ともに、単語の語尾を省略している。英語と違い日本語は子音の後ろには母音がくる。カタカナとなったマインドはmaindoであって英語のmindではない。多くは子音に母音を足すことでカタカナ語となるのだが、まれに子音を減らす言葉もある。どんまい、オーライは子音を減らした単語。
・ラムネ
日本にやってきた「レモネード(lemonade)」が現地語化した結果、ラムネという単語が生まれたそうな。
レモネー、ラモネー、ラムネ-、ラムネとなんとなく伝わりません?
・コーンビーフ
本来は英語で「コーンドビーフ(corned beef)」だからドの音を発音しなくなっている。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載