慰安婦誤報から何も変わらない朝日新聞の時給25円
来日実習生「時給２５円」…人手不足、制度拡充の方針-朝日新聞 末崎毅、堀口元 編集委員・林美子 ソウル＝貝瀬秋彦
ラベアさんによると、彼女たちは、時には未明までミシンがけなどに追われた。休みは月２～３日。月４００時間以上働き、残業は月２００時間を超えた。１万円の手取りを時給に換算すると「２５円」以下だった。工場と同じ敷地内の寮の１部屋に実習生１０人と寝泊まりし、外出にも許可が必要だった。近所の農家にもらった野菜を食べた。
外国人研修制度という名の低賃金労働については、改善の必要があると思っている。こういうことは選挙の争点にもならないし、役所の中の人が勝手に決めていくのだけど。リベラルな朝日新聞が、問題提起をするのは素晴らしい。ただ、どう考えても「時給25円」はやり過ぎな気がした
目の前に置かれた現金約１０万円から、社長が約４万円を住居費などの名目でとっていった。日本での就職を仲介してくれたバングラデシュ人が、後日５万円を抜くと、手元に残るのは月１万円だけだった。
10万円-4万円-5万円＝1万円
1万円÷400時間＝時給25円
単純に計算するとこうなる。ただ住居費などの4万円、バングラディッシュ人の5万円を除外する理由が理解できない。
10万円÷25円＝4000時間
4000時間÷30日間＝133時間
もしかしたら、1日133時間働かされていたのかもしれない。朝日新聞のペンの力からすれば、時空を捻じ曲げることだって可能なのかも。
客観的な事実より自己の主義主張が優先さて、慰安婦問題を複雑化させた。強まる批判の圧力から過去の報道を訂正し、反省したかのように見えた朝日新聞。ただ、今なお自らの目的のためには手段を選ばない姿勢を「時給25円」から垣間見ることができた。
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・周藤 卓也（しゅうとう たくや）
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載
コメント
その理屈が通るなら日本人でも時給０円の人はいっぱいいますねｗ
>>匿名様
いいこと書いてるのに、どうしてああなんでしょうね。
>ただ住居費などの4万円、バングラディッシュ人の5万円を除外する理由が理解できない。
私にはこの部分が理解できませんでした。
住居費などの４万円はラベアさんが自分で下宿先を選び払っているようなものでは無く、あくまで「住居費など」という名目で天引きされたものだし、バングラディッシュ人の仲介料も完全に中抜き。
とするなら外国人研修制度を利用して希望を持って日本にやって来たラベアさんが使えるお金は月１万円というのは誇張なき事実でしょう。(また参考までに、バングラデシュの物価は日本と同程度)
その意味において、外国人研修制度という名の低賃金労働をさせて、日本の評判を落とさせる政府と、問題提起をする朝日新聞のどちらが「反日」なのかは、言わずもがなと思います。
加えていえば、「時給２５円」のような手法は朝日新聞が使う前から用いられています。(『外国人研修生 時給３００円の労働者』)
自己の主義主張を通すためには、記事内容ではなく、新聞社名を優先する、そんな姿勢をこのブログから垣間見ました。
ご感想ありがとうございます。
朝日新聞が自社の慰安婦報道に「記事を訂正、おわびしご説明します 」といった報告を出していますのは知っていますよね？なぜ、このようなこととなったのでしょう？
ご理解してらっしゃるかは分かりませんが、外国人研修制度に関して問題があるという認識は私も同じです。「問題提起にしてもやり方でしょう？」といった記事でした。
ご返信有難うございます。
（ただ私の感想を読まれた上で返信されているのかな…？問題提起の手法は誇張ではない、という内容なのですが。）
各国を旅され、国々で外国人の友人をお作りになっているであろう「国際人」たる管理者様が、「ただ住居費などの4万円、バングラディッシュ人の5万円を除外する理由が理解できない。」などとおっしゃって、外国人研修生の苦しい生活水準に鈍感であることは少し残念でした。
>>匿名 様
ご感想ありがとうございます。
あなたが「誇張でない（朝日新聞に問題がない）」というのも、私が「誇張である（朝日新聞に問題がある）」というのも、別にすり合わせる必要もないでしょう。私は私の主張をしますし、あなたはあなたの主張をすればいいのでは？
外国人研修生の苦しい生活水準と、事実をねじ曲げた報道は別問題。かつての慰安婦同様に、社会を混乱させるだけです。