コロナあってもゲストハウス開業はいつかできる
自転車世界一周の次は、ゲストハウス開業が目標となった。だから、期間工もしてお金も貯めた。十分ではないけど開業資金はあった。勢いがあればゲストハウス開業もできた。
福岡に戻って、とりあえず賃貸の物件を探した。家賃は10万前後。そしたら、どこかでフルタイム勤務しつつ物件を維持できる。コロナ前はゲストハウスも戦国時代。未経験者が飛び込んだって勝ち残れそうにない。私には自信がなかった。だから、つぶれないゲストハウスが優先された。フルタイムで働きつつ、ゲストハウスを経営する。ノウハウを積み重ねる。知名度を上げていく。採算の目処がつけばゲストハウス経営に専念。そんなプランだった。自転車世界一周と一緒。少しずつ慣れていく。できることを増やしていく。
実際に物件を借りる寸前だった。家賃13万円。難はあるが部屋数も多い一軒家。何よりオーナーが好きにしていいという。だが、その物件は家賃の保証会社の審査に通らなかった。だから、保留となった。そして、その後に旅の本の出版が動く。その物件でのゲストハウスは後回しになった。そしたらコロナで世界が変わる。日本から外国人観光客がいなくなった。日本人ですら旅ができなくなった。
それでもゲストハウス運営の夢は変わらない。世界はもとに戻る。信じるしかない。
反面、リスクをさらに減らすなら物件も賃貸より持家な気がしてきた。持家でゲストハウスをやると経営は安定する。安い賃貸よりさらにつぶれない。賃貸だと何も残らないが持家は資産になる。
持家でゲストハウスをやるなら、物件は一括か住宅ローンの二択。一括なら田舎の家しか無理。住宅ローンなら選択肢は広がる。また、ひとりでなくてもいい。企業でも個人でも誰かと一緒もあり。ゲストハウス開業に手段は選ばない。目的は旅人のサポート。私がそうしていたように、長旅の疲れや不具合を解消できる宿を作りたい。
現状確認もかねて、ゲストハウス開業についてまとめてみた。頭の整理になる。そして、やりたいことは口にすれば実現に近づくはずなので。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載