【近況】シブからクチンまでの、約400kmを走る
集落にお邪魔して東屋にテントを張る。
僻地では川や池でマンディ(水浴び)する習慣が未だある。
シブを出た日は、幹線から5kmほど逸れた町だが安宿があった。熱帯雨林の緑の中に、住宅街が出てくるのは驚かされる。KFCまであった。だったら2日目も、同じようにしたかったけれど、たどり着いた町に宿がないみたい。往左往した挙句、微妙な所にテントを張らせてもらう。
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深い緑。
3日目の宿。
シブを出て3日目、当てにした町に、今日も宿が存在しない。そろそろ日は暮れるが、あと少し走れば大きな町。洗濯もシャワーもしたかったので、走った。とりあえず、コーラとアンパンで腹ごしらえ。テールライトにヘッドライトに完全武装して、何とか走りきる。そこまでしたにも関わらず、到着した町には宿が一軒しかない。しかも値段もいつもより高い55リンギ。これまでの町なら、安宿は選べるほどあった。だからといって、どこかにテントを張るのもしんどく、割り切って泊まることにした。
ボルネオ島といえばオラウータン。
クチンまで60kmは、片側2車線の快適路で、難なく走り切って到着。
予想したとおり、ブルネイからクチンまで、約1000kmを10日間で走り切る。天気も雨を覚悟していた割には、安定していた。降っても、スコールだからすぐに止む。一度だけまとまった雨が降った時は、屋根の下にいたので大丈夫だった。日曜日にフライトでクアラルンプールに飛ぶ。
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プロフィール
・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載