【近況】バックパッカーに転職して、エチオピアを目指す
混雑していたスクートのチェックイン。
シンガポールにやってきた。
南太平洋の島国を周った後に、戻ってきたのはシンガポール。07年の11月末に滞在して以来の再訪。物価の高い国だが、サイクリストなら半額というホステルがあって、そこにお世話になってきた。管理をしている男性2人は生粋の旅人。しかもサイクリスト。「長い間、旅している」と話すと、いろいろと質問された。内容は「ガスコンロは何を使っている?」「危険な目には合わなかったか?」「雨が降ったらどうしている」と日本人チャリダーで盛り上がる話題と大差ない。世界は繋がっている。
前に来たときは、このビルは無かった。
独立50週年を祝っていて、花火をあげていた。
夜景。
前もってコンタクトしていたけれど、折りたたみ自転車を預かってもらうこととなった。ここから、未訪問国を潰す旅となる。スピード重視となるので、自転車は使わない。バックパッカーに転職した。今のところ、最終目的地はエチオピア。無事に戻ってきたら、折りたたみ自転車を携えて、台湾へ行く。台湾だけは、自転車で走りたかった。
ジョホール・バルの自転車屋。
シンガポールを出た日は、国境となるマレーシアのジョホール・バルに泊まる。以前、旅したときにジョホール・バルでお世話になった自転車屋さんに顔を出した。前の旅では、彼の自宅にお邪魔していた。年頃の娘さんたちもいるので、今回は安宿を確保。連絡もせず、いきなり顔を出したけれど、歓迎してくれた。自転車屋さんも、彼の自宅も、記憶の片隅にあってハッとする。
ユウコ、ハナと彼の娘には日本風の名前がついていた。前いた時は、3歳位のハナと遊んでいたけれど、彼女はすっかり大きくなった。「しばらく見ない間に~」という親戚のおばちゃんのような心境。歳を取った。代わりに、もう一人ユミという女の子が生まれていた。5歳位だったので、こっちに構ってもらう。2人の妹を抱えたユウコは、きっちりとしたお姉さん。
マラッカの商業地区。
シンガポールもジョホール・バルも、誰かがいると楽しい。でも、それじゃ何も進まないと、マラッカでは一人部屋にこもって作業をしていた。終戦の日に何とか、ガダルカナルの記事をあげる。体調を崩してしまって、マラリアを疑うが、しっかり食べて寝ると回復。
そしてインドへ。
マラッカからクアラルンプールの空港は、バスが出ている。ただ、追い詰められるのが嫌で、何も調べなかった結果、空港についたのがフライトの1時間前という大失態。慌てまくるが、何とか飛行機に乗ってインドに、マルチビザで4回目の入国。はイスタンブールへフライトがある。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載