【近況】3ヶ月で100万円は稼げる工場労働者(期間工)となって
もう一回、旅にいけるドン。じゃなくて、訳あってそうはいかない。労働の目的は次の夢であるゲストハウス開業の資金稼ぎなんだけど、まだ入り口にも立てていない。
9月1日から働き出したので、11月末で3ヶ月となる。これが1クール。早番のとき、朝起きるのが辛かったり、勤務中に、ウンコしたくなったりと、問題は起こるが今のところ無遅刻無欠席を貫いている。「無理」「働けない」と入ってきたときは、持ち前のマイナス思考を存分に発揮して、どうなるかとハラハラしていたが、何とか仕事を覚えて徐々に慣れてきた。単純作業の繰り返しだが嫌いじゃない。レールから外れた人生をずっと送ってきたが、ここに来て社会の歯車となっている。
この工場にしたって、本当は直接雇用を狙っていた。でも、あまりに履歴書が真っ白なせいか、どうにもこうにも採用されない。だったら、派遣会社を通してみたらすぐに採用されて、それはそれで戸惑う。いろいろ心配したが、やってみないと始まらない。物は試しと、地元の福岡を離れて東京にやって来た。旅費は全部派遣会社持ち。
相も変わらずの時給労働者がだが、今の時給は高校のアルバイトをしていたときの2倍はある。入社祝い金とかもあるので、3ヶ月で100万円にはなりそうだ。だからといって、次の夢もあるから贅沢はしていない。外食するにしても牛丼チェーンだし、必要なものはたいてい100円均一で揃えている。今までと変わらない淡々とした毎日を過ごしている。でも、すっからかんになったのでお金があるということは嬉しい。
本当なら日本一周を終えた10代の内に、これをやるはずだった。でも、楽な方に逃げた。実家から、通って仕事をしていた。そうした心残りがあったので、今このような形で働いている。あと10日ほど工場に行けば3ヶ月満了。12月は年末だから、1月は年始で稼働日が少ない、2月はそもそも日数が少ない、という理由で、次のクールも何とかならないかと企んでいる。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載