爆買いのラオックス(LAOX)をこきおろす春秋航空の機内誌
機内誌。
大阪~天津のフライトはLCCの春秋航空だった。そしてモンゴル訪問を終えて、中国脱出も同じ春秋航空。天津からバンコクまで移動した。時間があったので機内誌を眺めていたのだけど、日本への旅行を紹介するページに、とんでもないことが書いてあって目を疑う。
ビックカメラは日本最大級の家電チェーンの一つです。日本の大都市の鉄道駅を中心に37の大型店舗を営業しています。過去に日本を旅行した人は、総合免税店ラオックスは中国人向けの商品ばかりということを知っています。しかしビックカメラの商品の大多数が現地日本人向け、現地日本人向け、現地人向けです。
訳すとこんな感じでしょうか。「当地人」と大事なことなので2回に飽きたらず3回言っています。春秋航空とビックカメラは業務提携している。とはいえ、ここまであからさまな比較広告を、同じ国の企業に仕掛けるとは。
このようなニュースも流れている。
・最高益のラオックス、心配は_爆買い_の変調 _ 専門店・ブランド・消費財 – 東洋経済オンライン
ただ、株価は冴えない。2月12日の終値は150円だったが、決算発表を受けて26日の終値では129円まで下落。2015年7月の最高値564円から下落トレンドが続いている。
ビックカメラと春秋航空が組んだニュースはこちら。
・ビックカメラ、中国・春秋グループと業務提携 訪日外国人増加で – ロイター
[東京 22日 ロイター] – ビックカメラ(3048.T)は22日、中国の春秋グループを率いる上海春秋国際旅行社と業務提携すると発表した。さらに、格安航空会社(LCC)春秋航空日本の第三者割当増資を引き受ける投資事業組合に10億円を出資する。
店舗前に観光バスを放置するラオックスの営業形態には疑問だったので、ビックカメラがライバルとなることを歓迎したい。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載