女子高生の頭に鞄
無表情に見つめてくる女性、頭にはタライ。そこにシリアスな笑いを感じる。コントしていて、タライが降ってきた訳でもない。彼女らは息を吸うように頭にものを載せる。
これをヒントに日本の女子高生の頭に鞄を乗っけたいと切に願う。絶対、楽しい絵となるはずだから。
車のバッテリーが頭の上に乗っけてあった。多分、夜になると目が光る。
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たらいを乗っける。板を乗っける。その上に小魚。そうした上で彼女は歩いている。歩きながら天日で乾燥させてるんだ。感動した。
椅子を被っていた。
雨の中に傘をさすけど、頭の荷物が邪魔して濡れている。雨が止んだら、傘を畳んで頭に載せる。
「バケツを持って廊下で立ってろ」と叱られて頭に載せる女子生徒。妄想。
さかなくん。
ハイヒールの片方が頭にあった。彼女はお城で王子様と踊っていた。だけど時間が来てしまえば魔法が解けてしまう。行かないと。そのときに片方の靴が脱げたのだ。彼女は王子様が靴を片手に探しに来ると信じている。だけど彼女は気付いていないが、靴は彼女の頭の上だ。王子様は来ない。あまりに残酷すぎて、その事は伝えられなかった。
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プロフィール
・周藤 卓也（しゅうとう たくや）
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載