空港アクセスを間違えて飛行機に乗れないかヒヤヒヤした
LCCじゃないので、機内食が出る。
11時50分のフライトで、オーストラリアのシドニーから、ニュージーランドのオークランドに移動する予定だった。6時に起床して、荷物を片付ける。7時に出発して、空港まで10kmを自走。8時に到着して、パッキングを済ます。9時にチェックインを済ませて待つ。3時間も余裕のあるスケジュールだ。
6時20分から動き出したのはいい。7時30分には走れる状態だった。ただし、こんな大切な日だというのに外は雨。仕方ないので、レインコートに身を包んで、降りしきる雨の中、空港を目指した。物価の安い国ならタクシーだが、オーストラリアではそうは行かない。公共交通機関もあるのだけど、この日は自走しか考えていなかった。シトシトと止まない雨の中を走る。タイヤが水たまりに入れば靴が濡れる。最低だ。
慌てたパッキング。
雨のせいで余裕がなかった。空港の場所を間違うという大失態をおかす。GPSで、そこだと思っていた場所は空港だが入口ではない。そこから、3kmを走ってようやく到着。まだ何とかなりそうだった。だが、国内線ターミナルと標識はあったので確認すると、国際線ターミナルは別のところだった。更に4kmを走る。正しい場所についたら、フライトまで2時間を切りそうだった。
何とか乗れた。
いつもなら1時間をかけるパッキングも30分で済ます。預入荷物を輪行バッグの1つにまとめたかったが、物を全部入れるとファスナーが閉まらない。慌ててプラスティックバッグに詰め込んだ。10時20分にチェックインカウンターへ向かう。たくさんの人が並んでいてひと安心。思ったより重量があったけれど、超過料金はかからなかった。出国審査、セキリティチェックを済ませて搭乗口へ。そこで、ようやくレインウェアを脱いで片づけた。いつになく、バタバタしてしまった。
今回の反省を踏まえて、これからは空港の場所をきちんと事前に確認したい。
関連記事
・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載