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2016.11.13

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中東の「マスティック(Mastic)」ガムの味が世界で一番まずかった

 

エジプトでガムをたくさん買った。バルカン半島をショートトリップする前の買い出し。欲しいものは物価の安い国で揃えるという鉄則。

この「マスティック(Mastic)」という味が強烈だった。病院の消毒液を薄くした匂いが鼻につく。モワモワとした不快感に襲ってきて、どうしても慣れることができなかった。

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フィンランドのサルミアッキのようなリコリス菓子も苦手だったけれど何とか食べることができた。でも、中東のマスティック味は受け付けなかった。でも、地元じゃ定番のようだから不思議。

エジプト以外ではヨルダンでも見かけた。

マスティック・ガム – Wikipedia

マスティック・ガム(英語: mastic gum、ギリシア語: μαστίχα χίου)はギリシャ・キオス島原産のウルシ科の低木マスティックの樹液を原料とした天然の食用のガム。古代ギリシャ時代から樹液を乾燥させて噛むと檜に似た香りがあり、健康にもよいと伝えられてきた食品。現地では「キリストの涙」とも呼ばれている。

とは書いてある。

ギリシャも中東も地理的には近く、そこら一帯では好まれる味なのかもしれない。

世界でいろいろなものを口にしたが、まずいと言うならこれを一番に挙げたい。バヌアツでカヴァという嗜好品も泥水のようで、地元をよく知る日本の人にまずいまずいと脅されたけどそこまで酷くはなかった。たしかにまずいが、あっさりとしていた。それに比べるとマスティックガムは目が覚めるほどの衝撃を受けるまずさ。悲しい顔をしながら口を上下に動かしていた。

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プロフィール

・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載

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