28歳
28歳になったということは28年間生きたということ。誕生日を迎えたら29年目のシーズンが始まる。
23歳 オーストラリアホールスクリーク
24歳 オーストラリアケアンズ
25歳 日本長野山小屋
26歳 中国青海省
27歳 フィンランドヘルシンキ
28歳 カメルーン
ふと最近、消えてしまうことが怖いと思った。ずっと昔に感じていた感覚。だから自分は旅に出た。しばらく忘れていたけど、急にまた感じた。俺という存在は俺という自我によって支えられているけれど、それが終わりを迎えたら俺は消えてしまう。消えてしまったら何も残らない。消えてしまうことはどうしようもなく理不尽で歯痒さを感じる。だからといって運命は変えられない。その日を迎えるまでにどう生きるか、すべてはそれにかかっている。最後には死を受け入れられるのかな。それより先に、祖母や両親が亡くなるんだろう。そっちの方がきびしいな。
28歳の1年間で100000kmの目標に王手をかける。29歳を迎えるまでに20000kmは走りたい。「一時帰国は?」と自答するけれど、まぁそのくらいの勢いで。あと28歳こそ、素敵な異性の手を握りたい。日本に帰ってお金を払えば、手だけでなくいろんな所を握れる気がするけれど。フィンランドでサンタのおじさんに貢がなかった分、日本のサンタのおねぇちゃんに費やすべきだ。でも、それだと愛がない。orz。といったい何を書いているんだ。
ともかく、旅もラストスパート。走って、勉強して、仕事して、忙しい日々を繰り返して、自転車世界一周を詰めていきたい。いい年にしたい。
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・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載
コメント
初めまして!28才、おめでとうございます^^
以前から、勝手に一緒に旅をしてる感覚でよくココを覗いてます。お誕生日を機に初コメをさせていただきます。
私も旅がとても好きで、住む場所がよく変わるので、周藤さんの旅での喜怒哀楽がとてもよくわかります。砂漠の中でテントを張らずに一夜を過ごしたのはとても、とても憧れます。
ぜひお体に気を付けて目標達成に向けて頑張ってください。応援してます。
ps私のサイトにリンクを張ってもよろしいですか?
はじめまして。メッセージありがとうございます。
砂漠は砂まみれになったので、別のところがいいですね。でも、大自然の中でのキャンプはたまらないですよ。星空が降ってくる。一人で見るのがもったいないくらい。
どこまで旅が続くが分かりませんが、最後まで見ていただけるとうれしいです。
リンクはご自由にどうぞ。でも、教えていただけるとうれしいです。
初めまして、私も昔はバックパッカーしてまして、チャリダーさんに尊敬のまなざしを注いでいました。
> 消えてしまうことが怖いと思った。
この一節に引っかかって、初コメントさせていただきます。
私事で恐縮ですが、結婚して息子と娘ができてから、この感覚は全くなくなりました。
いつ死んでも良いわと時々、妻に言うと、子供のために死ねんって思うのが普通じゃないの?と突っ込まれますが、何故か私の実感は、死んでも俺が生きた証拠は残るんだから、死んでも怖くないって思ってます。
まさに、”消えてしまうのが怖い”の逆の無敵感。
そんな未来があなたにもあります。
@act_w
>>act_wさん
チャリダーさんは孤独な人たちです。なんて。どうもありがとうございます。
ここヤウンデでお世話になっている夫婦には5歳、3歳、1歳と3人の子どもが居て。みんな可愛いのですが、言葉を発しない1歳がたまりません。雲ひとつない青空のように笑うんです。生まれてきたことって幸せだったんだなーと振り返ってしまいます。
act_wさんは愛する人に恵まれて、その人の間に子どもが生まれて。なんと幸せな生活じゃないですか。
>>死んでも俺が生きた証拠は残るんだから、死んでも怖くない・・
自分がそう思うにはまだまだ時間が必要ですね。いずれにしろ時間は流れていくから、それなりに頑張らないとですね。
それにしても不便な一生ですね。たとえばそのときに全てを分かる事ができたら、自分は何だって受け入れそうですが。そんな事はなさそうですし。