旅が終わった後に出版したい理由 | 自転車世界一周チャリダーマン

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2013.02.26

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旅が終わった後に出版したい理由

 

ずっと胸に秘めていたけれど、「旅が終わったら出版したい」と最近は口に出すようになってきた。昔は「自分の書いた本が先人の隣に並ぶのが嬉しい」とか綺麗ごとならべていたけれど、今は素直に「人生をかけた旅が報われて欲しい」と思っている。

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自分で選んだとはいえ、大学生にも行かず、就職もせずに、恋愛もせずに歩いてきた。若い頃は、それでも我武者羅に頑張ってきたけれど、最近になって振り返ると、そこまで強く保てない。自分がアルバイトで稼いだ金額なんて、社会人をやれば数倍効率よく稼ぐことができる。たった一度だけ大切な人ができたけれど、なんかすぐに壊れてしまった。くだらない。これまで何をしてきたかといわれたら悲しくなる。自分には何も無い。

ただ旅だけはやってきたから、これを無事に終わらせる。それが一つの本になれば、少しは自分も救われそう。こんな理由で、旅が終わった後の出版を夢見ている。

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プロフィール

・周藤 卓也(しゅうとう たくや)
1983年 福岡県生まれ。
150カ国と13万1214.54kmの自転車世界一周を達成。
次なる夢は福岡でゲストハウスの開業。
WEBライターとしてGIGAZINEで連載

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